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第99回 防災一口メモ (2014年7月)
情報提供:宮古島地方気象台

夏から秋にかけての高い潮位について

 宮古島地方では、夏から秋にかけての潮位が年間で最も高くなります。特に今年の満月の大潮は、満潮の潮位がここ数年で最も高い日があり、海岸付近では平常の潮位でも浸水や冠水に注意が必要です。
 この時期に台風が接近する場合は、高潮被害が起こりやすくなりますので特に注意してください。

 台風や低気圧の接近に伴う高潮と暖水渦などによる異常潮位が重なると、海岸付近の低地では浸水や冠水による被害が拡大するおそれがあります。
 

冠水の画像1

台風第14号に伴う高潮で道路が冠水
この付近の標高は2.4m(2003年9月11日平良港付近)

冠水の画像2

異常潮位に大潮の満潮が重なり港内敷地が冠水
(2011年8月29日 川満漁港)

台風や低気圧による高潮

台風や低気圧が接近・通過した場合の気圧低下による「吸い上げ効果」と陸に向かって吹く強い風による「吹き寄せ効果」のため、海面が異常に上昇する現象です。

高潮の起こるしくみ

高潮の起こるしくみ

暖水渦

 海洋には、周囲より水温が高くて海面が盛り上がっている海域(右回りの回転を伴う渦)があり、暖水渦と呼ばれます。暖水渦が接近すると潮位が数センチから数十センチ高くなるため、浸水や冠水の可能性が高まり、さらに台風の接近と重なった場合、高潮被害が拡大するおそれがあります。

沖縄県付近における海面高度偏差図

沖縄県付近における海面高度偏差図(単位cm)
2008年6月17日
 

 宮古島地方気象台では、台風の動向や潮位の変動を常に監視しており、台風等に伴う高潮などが予想される場合は注意や警戒を呼びかけます。気象台が発表する高潮特別警報、高潮警報・注意報など最新の防災気象情報に留意してください。

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お問い合わせ先

宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054

防災メモ