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第11回 防災一口メモ 
情報提供:宮古島地方気象台

ニンガチカジマーイ(二月風廻り)にご用心

ニンガチカジマーイ(二月風廻り)にご用心

季節が冬から春先に変わると、西高東低の「冬型の気圧配置」は長く続かなくなり移動性高気圧と低気圧が短い周期で沖縄付近を通過するようになります。このころ、ときおり天気図上で台湾付近に等圧線がタコの頭のように北側に盛り上がり、低気圧が発生し沖縄地方を通過することがあります(図1)。

この低気圧は東シナ海低気圧と呼ばれており、ひとたび発生すると急激に発達します。また、進行速度も速いため、天気の変化が早く、強い風が吹き大荒れの天気となる事がよくあります。時には、20メートル前後の風速や突風を伴いながら吹き付け、風向は吹き始めの南から西に変わり、その後北へと変化します。このような現象の発生時期が旧暦の二月頃(新暦だと三月)であることから、沖縄ではニンガチ・カジマーイ(二月風廻り)と呼んでいます。 風の廻り(変化)が早いことから、これまでにも、ダイバーやレジャーボート、漁船等の海難事故が過去に多く発生しています。 気象台では、このような強風や高波等の急激な天候変化が予想される場合は、注意報や警報、強風と高波に関する気象情報を随時発表します。 この気象情報は「気象台のホームページ」でも確認できます。事故に合わないためにも海水浴や海辺でのレジャー等を行う際には、気象情報等を十分に確認してから出かけましょう。

ニンガチカジマーイ時の天気図
図1 ニンガチカジマーイ時の天気図平成18年3月9日 9時

お問い合わせ先

宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051

防災メモ