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【集中連載】もっと知りたい!宮古島市の下水道について詳しく解説!

第二回 市民の暮らしを支える下水道−−下水道が守る暮らしと環境

今回は、「下水道が守る暮らしと環境」をテーマに、下水道の役割と重要性についてご紹介します。
(広報みやこじま10月号に掲載している内容の拡大版です。)

私たちの暮らしと下水道のつながり

家庭や事業所から出る汚水は台所の排水や洗濯のすすぎ水、お風呂のお湯、トイレのみなど、日常生活で発生するものです。
もし下水道や浄化槽がなければ、油や洗剤、食べかすなどが適切に処理されず、悪臭や不衛生な環境を招く恐れがあります。
快適な生活を守るために、下水道や浄化槽は欠かせない存在です。

海と自然を守ることは未来を守ること

宮古島市の大きな魅力の一つは、美しい青い海です。
しかし、処理されていない汚水が海へ流れ込むと水質が悪化し、海の生き物やサンゴ礁などの生態系に深刻な影響を与えます。
特に窒素やリンが増えると赤潮の発生に繋がり、漁業や観光業など、私たちの暮らしにも悪影響がおよびます。
豊かな自然環境を守るためにも、下水道や浄化槽は欠かせない存在です。

下水道は循環型社会を体現したインフラ

宮古島の下水処理において、排出される汚泥は、産業廃棄物業者が回収しておりますが、有機肥料の原材料として活用されています。下水処理を通じて、処理水は水資源として、汚泥は農業用資源として、それぞれ循環する環境が構築されており、下水道事業はまさに循環型社会を体現する事業として、宮古島の持続可能な観光と地域社会の発展にダイレクトに貢献しています。

暮らしと環境の衛生を保ち、資源の循環を図るための下水道事業経営

もし下水道事業の経営が立ち行かなくなってしまえば、土壌や地下水の汚染が引き起こされ、生態系や宮古島の美しい海をはじめとした自然環境に悪影響が及ぼされる可能性があるため、下水道事業を適切に運営し、事業を継続していく必要があります。
宮古島市では下水道事業経営の安定化に寄与し、ひいては持続可能な社会づくりの観点から、令和6年3月に下水道経営戦略における令和15年度末(西暦2034年)時点の下水道事業経営に関する2つの指標に係る目標値を「MG-SDGs2034」として設定しました。

この目標値は「下水道料金の適切な値上げ」を実施することにより達成されるものです。

まとめ

このように、下水道事業は宮古島市の快適な暮らしと豊かな自然を守る、重要な役割を持ったインフラです。
長期的なビジョンで持続可能な社会の基盤を構築するためには、下水道事業の経営の安定化を図り、継続的に実施していくことが、必要不可欠です。

お問い合わせ先

環境衛生局 下水道課
TEL.0980-75-5121