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第67回 防災一口メモ (2011年12月)
情報提供:宮古島地方気象台

季節風による強風や高波に注意を!

季節風による強風や高波に注意を!

この時季になると、テレビやラジオなどの天気解説で、「西高東低の気圧配置」という言葉をよく耳にしませんか。「西高東低の気圧配置」とは、日本付近から見て西が高く東が低い気圧配置のことです。冬期に典型的に現れる気圧配置であることから、「冬型の気圧配置」とも呼ばれます。

下の図は、昨年から今年にかけての年末年始に「西高東低の気圧配置」となり、全国的に大荒れとなったときの天気図(平成22年12月31日)です。中国大陸には優勢な高気圧があり、日本付近には低気圧や前線が存在します。沖縄付近に注目すると、大陸の高気圧が張り出してきているため、等圧線の間隔が混んでいるのがわかります。こうなると、東シナ海から沖縄付近にかけては強い北寄りの「季節風」が吹きます。この日の下地島空港では、最大風速16.6メートル、最大瞬間風速21.6メートル(ともに北北西の風)を観測しました。

このように「西高東低の気圧配置」となると、陸上や海上では強風となり、波の高さが6メートルを超える大しけとなる場合があります。過去には高所作業での転落事故、船舶の転覆事故などが発生しています。

気象台では、強風や高波が予想される場合、注意報や警報、気象情報を発表しますので、屋外で活動する際には、ぜひご確認ください。

平成22年12月31日9時 地上天気図

天気の特徴

東シナ海から沖縄付近には、寒気に伴う筋状の低い雲が広がり、時折、小雨が降ります。肌寒くもなり本格的な冬の季節を迎えます。

同日12時の衛星画像(可視画像)

お問い合わせ先

宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054

防災メモ