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第42回 防災一口メモ 
情報提供:宮古島地方気象台

「にわか雨」されど・・・ ~身を守るキーワードは"急な強い雨・・・"~

「にわか雨」されど・・・

9月になっても宮古島地方は、まだまだ暑い日が続いています。きれいな青い空、まぶしい太陽、心まで晴ればれとする日が続き、外出する機会も増えると思いますが、突然の急な雨、かさをさす間もなく”ずぶぬれでがっかり”という経験をした人も多いのではないでしょうか。

この時期は、まだ高気圧におおわれて晴れる日が続き、南からの暖かく湿った空気が流れ込むことがあります。また、強い太陽のひざしにより地面が暖められ、地面付近の気温が上昇、地面付近の気温と上空の気温との差が大きくなり、”大気の状態が不安定”になると、局地的な”急な強い雨”となるのです。さらに降った雨が低いところへ一気に流れ込むと、総雨量は少なくても時には災害が起こることもあります。

大気の状態が非常に不安定な時、宮古島地方気象台は雷注意報を発表して、積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけています。また、天気予報などでは、”所によりにわか雨”という言葉を用いることがあります。この時の”雷”や”大気の状態が不安定”、”急な強い雨”、”所によりにわか雨”が、身を守るキーワードです。

テレビやラジオでこの言葉を見聞きした時は、大雨注意報や警報が発表されていなくても、危険を感じたら避難するなど、ひとりひとりが周囲の状況に注意を払い、自分の安全を図っていただきたいと思います。

(2009年8月19日14時ごろには、那覇市の「ガーブ川」で橋の耐震調査工事をしていた作業員が、局地的な”急な強い雨”による鉄砲水で逃げる間もなく流され、4人が遺体で発見される事故がありました。)

2009年8月16日の速報天気図とレーダー画像

左図は2009年8月16日18時の速報天気図、右図は同日17時30分のレーダー画像。
宮古島地方は高気圧におおわれていますが、局地的に強い雨が降りました。

お問い合わせ先

宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051

防災メモ