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第44回 防災一口メモ 
情報提供:宮古島地方気象台

冬場の季節風:強風や高波に注意!

強風や高波に注意!

10月上旬の寒露の頃になると北よりの風が吹き始めます。これは、夏と冬との変わり目を示す季節的な風で、沖縄では最初の吹き出しをミーニシ(新北風)と呼んでいます。この頃になると、北東の気流に乗ってサシバが宮古島に渡ってきます。この新北風(ミーニシ)により、沖縄地方は次第に冬の季節に近づいていきます。

図1は、昔から「風廻り」(風向が南から北風へ急変し、北風の強風が吹き出す。)として海人(漁師)から恐れられてきた、季節風の特徴的な天気図です。中国大陸から勢力の強い大陸高気圧が張り出し、日本列島沿いを寒冷前線が通過中です。東シナ海から沖縄付近に注目すると、沖縄付近は、前線通過後は、等圧線の間隔が混んでいることがわかります。等圧線がこのように混んでくると、北よりの強い風が吹きます。

季節風は最大風速が15メートルを超えることも多く、最大瞬間風速は25メートルを超える場合があります。また、海上では一定方向の強い風が長い時間持続するため波の高さが5から6メートルに達し、大しけとなる場合もあります。このため、陸上では強風による転落事故や海岸付近では、釣り人が高波にさらわれたり、レジャーボートの転覆等の海難事故が発生することもあります。

地上天気図

気象台では、このような強風や高波が予想される場合は、「注意報・警報・気象情報」を発表しています。高い場所での作業、海や海岸付近でのレジャー等を行う際には、ぜひ確認しましょう。

冬期の季節風の特徴

季節風は、大陸の高気圧が強まったり弱まったりすることによって5日から7日くらいの周期で季節風が吹きます。
また、東シナ海から沖縄付近は、寒気に伴う筋状の低い雲が広がり、時々、小雨が降ったりします。

お問い合わせ先

宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051

防災メモ